色味のこと(データと現物)
商品を作っていて、一番悩まされているのが、色味のことです。
今回はそんなお話を少し。。
基本的にcorolaboの商品のプリントは、外部の会社さんにお願いしています。
MINIのキーホルダーを作っているので、カラフルなMINIにとって色はとっても大事だと思っておりますが、データ上で合わせた色でプリントが上がってこないのです😢
印刷業界の方や、印刷物の製作に携わったことがある方にはわかっていただけるかと思うのですが…。
そして印刷をお願いする会社さんによって、クセも違うので、作ってみるしかない、みたいなところがあります。
アクリルキーホルダーはかなりの数をお願いしてきたので、ある程度、クセはつかめてきましたが、毎度、届くまでヒヤヒヤです。
これまでたくさん失敗もしてきました…。
黒とグレーで描き分けたつもりが、思いのほかグレーが濃く、ほぼ一体化してしまったり。
同様に、紺色と黒色、緑色とグレーなどの区別がほぼつかなかったり。
思ったより鮮やかな色に出てしまったり、逆も然り…。
色の濃淡だけでなく、色味まで結構違って上がってきたりもするので、本当に難しいです。
例えば…
こちらが現物ですが、
入稿データはこちら
※全ての色がこのくらいの差があるわけではないです。
カラーチャートを作ったり、カラーブックを見たりしながら、奮闘しています。(他社さんのカラーブックなので、またちょっと違うので参考程度に。)
黒とグレーが一体化してしまったのを機に、白〜黒のチャートを作りました。(K10〜K100)
これによると、K80〜K100はほぼ差がないことがわかったので、データ上の85と100くらいの差にしたいけど、入稿データは75と100ぐらいに調整しています。
(そうするとデータ上ではグレーがめちゃくちゃ薄くて全然イメージの違うものに😭)
フルオーダーのmyMINIキーホルダーでは、デザインをお客さまに確認していただいています。
データのスクリーンショットをお見せするのですが、データの色と仕上がり(現物)の色が違うので、仕上がりに近い色にデータを変更した上でデータをお送りしています。
が、これも推測なので、申し訳ないのですが、この通りの仕上がりではありません…。
これまでたくさんアクリルキーホルダーを作ってきましたが、途中で、プリントをしていただく会社さんを変えています。
実のところ、以前の会社さんの方がデータとの差は少なかったのですが、現在の会社さんの方がプリントはすごく綺麗です。
バチっと想定通りに仕上がってきたときは、とても嬉しいものです。
その反面、思っていた色が出ず、納得できないときは作り直しです…ごめんなさい、お待たせしてしまいます。
不良品なわけではないので、プリントを正規に依頼しますので、結構お時間がかかってしまいます。
入稿データと確認用データで色が違うこと、現物の色味が確認用データとはイメージが違うかもしれないこと、再作成になるかもしれないこと、長らくお待たせしてしまうかもしれないこと、、等々
懸念点が多く、どうしても精神面での負担が大きくて、フルオーダー受注のお休みをさせていただいておりました。
少数ずつ、また価格の改定等させていただき、フルオーダーの再開の準備をしておりますが、フルオーダーでは、1件1件データを作成するため、色味の不具合やデータ不備等のリスクが高くなります。
お色味のこと、納期のこと、ご不便をおかけすることがあると思います…。
背景に、こんなことが起こっていると少しでもご理解いただけると嬉しいです。
長々と、裏事情を大変失礼いたしました。
フルオーダーのMINIも、カスタムオーダーのMINIも、どの商品も、一つ一つ心を込めてお作りしております。これからもcorolaboをどうぞよろしくお願いいたします。